スペースポートレポート：SpaceXが宇宙船に燃料を供給、オマーンが発射センターを建設へ、オーストラリアの施設が初の軌道打ち上げに注目、カナダ政府が打ち上げを支援

テキサス州のスターベースで、スペースXはスターシップとそのスーパーヘビーブースターに初めて推進剤を充填することで、「飛行のようなウェットドレスリハーサル」を完了した。

「スターシップは本日、スターベースで初の完全飛行のようなウェットドレスリハーサルを完了しました。 統合された船とブースターに1,000万ポンドを超える推進剤が完全に装填されたのはこれが初めてだった」と同社はツイートした。 「今日のテストは、完全な打ち上げカウントダウンシーケンスだけでなく、スターシップと飛行のような運用のための軌道パッドの性能を検証するのに役立ちます。」

CEOのイーロン・マスク氏は、最初の打ち上げは2月下旬か3月に実施される可能性があると予想している。 宇宙船は地球の部分軌道を周回した後、ハワイ沖の海に着陸する予定だ。

Mジブチ上空、オマーン宇宙港がやってくる

オマーンは、港町ドゥクムに商業・教育用の準軌道打ち上げや軌道打ち上げによる飛行に対応する宇宙港を建設する計画を発表した。 Etlaq Space Launch ComplexはNational Aerospace Services Companyによって建設されます。 関係者らは、宇宙港の完成には3年かかるが、最初の打ち上げは2024年初めに見られる可能性があると述べた。

この発表は、香港航空宇宙技術集団（HKATG）と上海に拠点を置くタッチロード・インターナショナル・ホールディングス・グループの後に行われた。発表された彼らは、アフリカの国に10億ドルをかけて宇宙港を建設するというジブチ政府との覚書に署名していた。 ジブチとオマーンは中東地域でそれほど遠くない位置にあります。

ジブチのオボック地域に建設されるジブチ宇宙港には、7つの発射台と3つのロケットエンジン試験施設が設置される予定だ。 正式契約締結後、3月に着工する予定。 宇宙港の完成には5年かかる見込みだ。

赤道打ち上げオーストラリア、初の軌道打ち上げに注目

赤道打ち上げオーストラリアは、年末までにノーザンテリトリーで運営するアーネム宇宙センターからの初の軌道打ち上げを目指している。 オーストラリア放送協会レポート正確に誰が打ち上げを行うのかはまだ不明だ。

ELAは、「打ち上げロケットの顧客と申請許可プロセスに応じて」2023年後半にこの場所から別のロケットを打ち上げるという野心的な希望を明らかにした。

マイケル・ジョーンズ執行役員会長は、同社が次回の宇宙港の打ち上げを確実にするために「世界中の多くの関係者と協議中」であると述べた。

同氏は声明で「現段階では２０２３年後半の軌道打ち上げが依然としてわれわれの目標だ」と述べた。

NASAは昨年、科学機器を積んだ3機の準軌道探査ロケットをアーネムから打ち上げた。

一方、オールド・ヴァージンニーでは…

バージニア州中部大西洋地域宇宙港（MARS）は、火曜日のRocket Lab Electronブースターの初打ち上げに向けて準備を進めている。 HawkEye 360​​ の 3 つの信号収集衛星の打ち上げ期間は、EST 午後 6 時から 8 時 (UTC 23:00 ～ 01:00) です。 同社はこの発表をウェブキャストする予定ですYouTube。

MARS は、一般にバージニア スペースとして知られる州機関であるバージニア商業宇宙飛行局によって運営されています。 この宇宙港は、ワロップス島にある NASA のワロップス飛行施設の一部です。

ノースロップ・グラマンはワロップスからアンタレスとミノタウロスの軌道ロケットを打ち上げる。 NASA は、この施設から準軌道探査ロケット飛行も実施しています。

カナダが商業打ち上げを支援

カナダ政府は金曜日、商業宇宙打ち上げ活動を支援する意向を発表した。 発表された措置には以下が含まれます。

「商業宇宙の打ち上げは宇宙利用と探査の自然な進化であり、カナダはその長い歴史と世界をリードする評判をこの急速に成長する分野にもたらす準備ができています。 カナダの商業宇宙打ち上げ体制を整備することは、我が国の宇宙分野の競争力を高めるのに役立ち、カナダ産業が世界の宇宙経済においてより大きな市場シェアを獲得できるようになるだろう」とオマル・アルガーブラ運輸大臣は述べた。